【海外トップ大学に約20人輩出】日野田直彦率いる武蔵野女子学院を紹介!

みなさん、「武蔵野女子学院」ってご存知ですか?

「聞いたことあるかも…」

「あんまり知らないなぁ」

このように思った方がほとんだとだと思います。

実は、この学校に異彩を放つ「校長先生」が就任しました。

その名も「日野田直彦」校長です。

教育に関心の高い方々なら、一度はこの先生を聞いたことがあるかもしれません。

日野校長は、かつて就任した高校で今までに聞いたことのない実績をいくつも出してきた方です。

その日野先生が「武蔵野女子学院(※)」に校長として就任したことで、ここ数年で武蔵野女子学院は各有名大学や教育関係者から注目を浴びることになるでしょう。

今の時代、

「東京大学に◯名進学!」
「◯◯さん卒業の名門学校!」

などの価値観で志望校を決めてしまうのは少し考えが古いです。

日野先生は、「学校のブランド」ではなく、その学校の「コンテンツ(中身)」が大切だということに気づかせてくれる方の一人でもあります。

今回は、今までの志望校選びなどの価値観を一変させる「日野田直彦」校長についてご紹介します。

※平成31年度より「武蔵野大学中学校・高等学校」に校名を変更します。
【引用元】http://www.mj-net.ed.jp/news/20180413-01.html

「偏差値50の公立高校」を
世界のトップ大学から注目される学校に。

日野校長は、ご自身で以下の本を出されています。

『なぜ「偏差値50の公立高校」が世界のトップ大学から注目されるようになったのか! ?』

日野校長が一躍注目を浴びたきっかけは、当時36歳で箕面(みのお)高校に最年少校長として赴任し、その後、4年間の学校経営でいくつもの実績を出したことです。

そのなかでも注目を集めたのが、

「大阪府内でもそれほど知られていなかった箕面高校を世界に通用するレベルにまで引き上げ、日本一位の海外トップ大学への進学実績を出したこと」

です。

これをきっかけに日野校長は海外の有名大学や教育関係者・メディアから注目を集めるようになりました。

【生徒だけではなく先生にも注目!】
地に足のついた教育改革も実現。

日野校長の実績は、子どもたちの進学実績だけではありません。

その子どもを育てるのに必要不可欠な「教員」の働き方にも注目しました。

つまり、「先生の働き方改革」です。

教員の労働時間は、ニュースでも取り上げられているように大きな問題の一つになっています。

実際に、過去の調査で教員にアンケートをとったところ、「教員に就くことを他の人に勧める」「教員年数が長くなるほど、やりがいを感じるようになる」という項目でマイナスの結果が得られたとの報告もあります。

つまり、子どもたちを育てる前に、教員自体は疲れてしまっている学校は公立・私立関係なく、数多く存在するのが現状なのです。

そのような先生方にご自身の大切なお子さんを預けたくはありませんよね…。

ただ、教員だけが悪いわけではなく、制度上の問題もあり、意外と根っこは深いのです…。

でも、現在の教員の働き方に希望の兆しを見出してくれたのが日野校長です。

日野校長は、「教員の働き方改革」を実践し、具体的に以下の3つを実践しました。

1.授業時間・行事の削と補習の廃止

日野校長は、それまでおこなわれていた授業時間外の補習をまずは廃止しました。

そうすることで、生徒と先生両方の負担をなくすことに成功しました。

また、1コマあたりの授業時間を45分から50分に変え、そのかわりコマ数を減らすことで、全体の授業時間の大幅な削減も実現しました。

※学習指導要領はきちんと守られています。

もちろん、このような大きな改革をすると批判や抵抗はつきものです。

それでも、日野先生の改革が功を奏し、補修廃止前より生徒の成績は上りました。

それに加えて、理由が明確にない行事などについては、議論を進め、合意のもとで減らしていきました。

2.マークシート式テストの導入

2020年の大学入試改革で、記述式のテストが導入されます。

この流れに逆行するような形で箕面高校ではマークシート式テストが導入されました・

記述式のテストは確かに生徒の理解度などを正確に測るためには効果的です。

ただ、その一方で採点に非常に時間がかかります…。

私も塾で生徒を指導しているとき、記述の採点をしますが、たしかに時間はかかります。

(テキトーに採点することはできません。)

そこで、箕面高校では、定期テストにマークシートを導入し、これにより、採点にかかる時間が大幅に減らすことに成功しました。

さらに、生徒たちの結果を集計して、正答率などの詳しいデータを作れるようにもなりました。

また、記述式のテストを実施する場合は、授業中におこない、隣の人と交換して採点、などの方法を取るようにしています。

ただ、記述式のテストは私は必要だと思います。

たしかに記述問題の採点者への負担は大きいのもわかります。

それでも、マークシート式の点数は知識については計測できても、理解力や応用力、思考力などを計測することはできません。

また、大学入試改革のことを踏まえると、その対策も兼ねて定期テストで記述式の問題を出すことも必要になると思います。

そのため、今後、それをどのように授業に取り入れていくのか注目です…。

3.オープンな職員室に変化

日野校長は、それまでとはちがって、全ての会議を職員室で、先生全員に公開する形でおこなうようにしました。

これによって、学校でありがちな秘密会議や、他の分掌・学年に対する批判などが少なくなり、先生間同士の関係が改善されたようです。

また、日野校長は、「批判するときは必ず対案を用意して下さい」と強調しており、今では全てオープンに語り合える環境になっているようです。

先生同士の関係性は生徒たちにも見られています。

また、先生間の壁がなくなることで、自分のクラスではない生徒の情報も共有することができ、より充実した対応ができるようになります。

【ボトムアップとヒアリングを大切に】
「改革をしてもよい」という安心感

現在の学校では、保護者や教育委員会からの「監視」があり、失敗をこわがってしまう先生方も少なくないようです。

「授業時間の削減」「補修の廃止」などは特にその傾向が強いです。

勉強時間を減らして、もし成績が落ちたときには、その責任は先生方に寄せられます…。

そのため、先生方が「挑戦」できない環境に苦しんでいます。

そのような環境にいる先生が、果たしてこれからを生き抜くたくましい人間に子どもたちを導けるのでしょうか…。

また、そのような教師の状況を理解していらっしゃる日野校長は、「補習をやめても生徒の成績は変わらないから安心して」「大丈夫だ」と言い続けたとのことです。

この一声が先生方の「改革をしてもよいのだ」という安心感につながって改革は成功したと日野校長は語っています。

現場で働く先生方の話をしっかりと聞き、先生方のモチベーションを上げていくこと、そして日野先生が管理職としての「校長」の役割を遂行したからこそ得られた結果であると言えますね…!

日野田直彦校長のプロフィール

1977年生まれ。帰国子女。
帰国後、同志社国際中学・高校に入学。
当時の日本の一般的な教育とは一線を画した教育を受ける。

同志社大学卒業後、馬渕教室入社。

2008年奈良学園登美ヶ丘中学・高校の立ち上げに携わる。

2014年大阪府の公募等校長制度に応じ、大阪府立箕面高等学校の校長に着任。着任後、全国の公立学校で最年少(36歳)の校長。

日本一位の海外大学の進学実績を出す。

武蔵野女子学院中学校・高等学校に赴任。

さいごに

お子さんの志望校選びの基準は「東大への進学実績」である時代は少しずつ終わりを告げています。

現在では、独自の授業を展開しているかやユニークな校風があるか、学校を組織している校長先生の教育的価値観などをもとに選ぶ方も増えています。

中学生は多感な時期であり、ここでの経験がお子さんのその後の人生にも影響を与えます。

今回のように気になる学校の校長先生や教育理念などは必ず新たな気づきを与えてくれるので、ぜひチェックしてみてくださいね!